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グローリ・ワーカ   第10章:罠と罪と罰

 あーシリアスは肩凝るわー。
 あーっと、一方、こちら、どっかの部屋ー。
「いくらなんでも適当すぎるだろうに!」
 魔王にツッコミを入れられるナレーションであった。
 えー、その魔王はそのどっかにある小さな実験室のような部屋で、ストームやヤンと向き合っていた。
 しかし、2人とも目に生気がない。
「あなたはだんだん眠くなる~~~~~~~~」
 2人は魔王直々に催眠術をかけられていた。
「人間、魔族以外の生き物はすべて! 下僕にするべし!!」
 ストーム、本当に人間じゃなかったらしい!
「そして! 人間どもの命はすべて捻り潰す! まぁ魂を欲しがっている小悪魔どものところにでも、玩具として送ってやるか! ンナーッハッハッハッ! ワーッハッハッハッ! イーッヒッヒッヒッ!! ワーッハッ……うぇーっ! ゲホ、ゲホッ!!」
 笑いすぎて咽る魔王! 魔王がこんなんでいいのか!? これでは魔界の未来は暗いぞ!
「うるせ~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~いっ!!!!」
 あ゛……。魔王様ですよね、ハイ……。

 そして、そのころのアリスとニールは――。
 魔王の言ったとおり、悪魔の子供のところへ連れていかれることとなった。
 早く助けに行かないと殺されてしまうぞ! マニュア! アルトッ!!