天気が良かったので、外を出歩くことにした。
 携帯電話が鳴っていたけれど、名前のある誰とも関わりたくなかったので、見なかったことにして置いていった。





  青空へ





 人間の繋がりなんて脆弱なものだろう。
 たとえば、ほら、携帯の電話番号さえ変えてしまえば、誰も連絡が取れない。
 少し離れた地域にある実家にまで、わざわざどうにかして来ようなんて人間も、自分の周りにはいないしね。

 なんていう、くだらないことを考えながら、適当に外をぶらついていた。
 駅前にたこ焼きの屋台が出てたので、とりあえず買ってみる。

 食べ歩きをしながら、近くの公園へ行く。
 少し広い公園の中にある芝生の広場に寝転がり、青空見上げながら、流れてく雲を見た。

 あー。永遠にこうしていられたらなぁ。
 どれだけ空は青いんだ。なんだか目に染みる。

 どうしようもないことを考えて、空の青さと、動けない自分に泣きそうになる。

 でも、本当はもう上手く涙すら流せないけれど。そんな自分に誰も気付いていない。
 当たり前だけど。
 自分はひとりきりなんだと言い聞かせる。
 誰かといても、いなくても、結局重要な場面ではひとりきり。
 それは、悟っているんじゃない諦めているんだ。自覚もしている。
 だけれど、手を伸ばそうにも、誰だったら手を伸ばしてもいいのかわからなくて。そもそも誰かに伸ばしたとして、掴んでくれるのか、迷惑ではないのか、そんなことを考えてしまって。
 それならいっそ全て切ってしまえばいいと、そう思ってしまうんだ。
 情けない自分だとはわかっていても、認めたくはなかった。誰にも知られることのないまま、いなくなりたかった。

 この青い空に身を任せて、溶けていきたい。
 今、誰にも気付かれないままに。

 立ち上がって、空を眺めたまま、歩き出した。
 広がる世界に、足を踏み出した。
 なんとなく、今なら空を飛べる気がしていた。

 青空が近くなった。




 なんか文章カオス。
 スランプやばいです。全く書けなくなってる……! 結局、5月中には更新できなかったしね……! いや、まだ5月31日の30時くらいで……! ……って、よく見たら丁度1年前も同じことやってね……?(;´Д`)
 ――ので、前にふらっと書いた詩を改変したり繋ぎ合わせたり色々いじってこんなことに。一応、ストーリーイメージはできてます。できてますけど……orz
 とりあえず、今回の最後の「青空が近くなった」は、良い方向にも悪い方向にも取れるかと思います。そもそも意味がわからない。とか言われそうですけど!
 まぁでも、ここまでの流れ考えたら、普通に悪い方向でしかないな、これ。何よりやっぱり意味わからんな、これ。
 なんかもう本当にだめだ、これだめだorz
 でも、グローリを長々更新してませんでしたが、今月中には更新する予定です。文章書けなくなりつつありますが、頑張ってます。ストーリー自体はもともと出来てるやつだしね。
 って、それよりも、何また一時閉鎖してんだって話ですよねー……。まぁ今回は1ヶ月くらいで復活すると思います。なんで一時閉鎖してんだって話ですけどね、本当にね。自分でツッコミ。


――――2012/06/01 川柳えむ