僕の生存日記 第4話:それは誤解だ日替わり部
はぁ、はぁ……ぼ、僕は『川野辺 葉乃』。
『千羽 緋路』と……はぁ……『黒井 姫』さんと『今池 輝也』君と、はぁ……い、今…………
――『神成 躍人』コーチ(違)に校庭を走らされています……
「つっっかれたぁぁぁぁ!!!!」
そう声をあげると、僕はごろんとそのまま校庭に横になった。着替えた体操着が汚れたって気にしない。
なんせ広いグラウンドを10周。久々にこんなに走った気がする……
ていうか……運動部が不審な目で見てるし……
「葉乃、大丈夫か~?」
僕とは違って、実は運動も出来る千羽は、こんなの大したことなさそうって顔で僕の隣に座った。
「大丈……夫……」
そう答えて起き上がってみると、少し離れたところに座った今池君が女の子に向かって手を振っているのが見えた。
それに反応して、女の子達がキャーキャー言っている。
……人気なんだなぁ。
――まぁ、それよりも、思わず目が行ってしまったのが……
額から一筋汗が流れ落ちても全然かわいさは変わらない……黒井さん、本当にヤバイ。かわいい……
少し大きめのジャージがだぼっとして、それがいつもとまた違って、更にかわいい。
そんな僕の視線に気付いたのか、黒井さんがこっちを見て微笑った。
何だか恥ずかしくなり、思わず下を向いてしまう僕――
「おい、こら、葉乃」
「う、うわぁ!?な、何、千羽!?」
突然低い声で話し掛けられ、思わず声が裏返ってしまう。
千羽は鬼のような顔で言った。
「……ラブコメしてんなよ!!!!」
「ら、ら、ら、らぶこめ……なんてっ……!!」
自分でも顔が赤くなっているのが分かる。なんつーこと言うんだ、千羽ぁ!
「許さん」
「へ?」
千羽の言葉に、思わず変な声を出す。
「ラブコメなんて許さーん!!!!女に惚れるなんて!!言・語・道・断!」
立ち上がり拳を作って力強く千羽が言う。
「な、何言ってるんだよ!?ι」
「お、俺達……裸の付き合いだってあるのに!!!!!!!!」
大声でとんでもないことを言いやがる。
「って、誤解されるようなこと言うな――――――――!!!!!!それ、いつの時代の一緒に風呂入った話だよ!!??」
…………はっ。
何か……周りの視線が痛い……
ゆっくり振り返ると、運動部でグラウンドにいた生徒や、帰ろうとしている子達まで……皆こっちを見て何かひそひそ話していた。
「ち、違…………!!!!うわああああああああああああああああああああああああんっっっっ!!!!!!!!!!!!」
僕は泣きながらその場を走り去った……
ただ、ただ僕は……普通の高校生活を送りたかっただけなのに……っ!(号泣)
はぁ、はぁ……ぼ、僕は『川野辺 葉乃』。
『千羽 緋路』と……はぁ……『黒井 姫』さんと『今池 輝也』君と、はぁ……い、今…………
――『神成 躍人』コーチ(違)に校庭を走らされています……
「つっっかれたぁぁぁぁ!!!!」
そう声をあげると、僕はごろんとそのまま校庭に横になった。着替えた体操着が汚れたって気にしない。
なんせ広いグラウンドを10周。久々にこんなに走った気がする……
ていうか……運動部が不審な目で見てるし……
「葉乃、大丈夫か~?」
僕とは違って、実は運動も出来る千羽は、こんなの大したことなさそうって顔で僕の隣に座った。
「大丈……夫……」
そう答えて起き上がってみると、少し離れたところに座った今池君が女の子に向かって手を振っているのが見えた。
それに反応して、女の子達がキャーキャー言っている。
……人気なんだなぁ。
――まぁ、それよりも、思わず目が行ってしまったのが……
額から一筋汗が流れ落ちても全然かわいさは変わらない……黒井さん、本当にヤバイ。かわいい……
少し大きめのジャージがだぼっとして、それがいつもとまた違って、更にかわいい。
そんな僕の視線に気付いたのか、黒井さんがこっちを見て微笑った。
何だか恥ずかしくなり、思わず下を向いてしまう僕――
「おい、こら、葉乃」
「う、うわぁ!?な、何、千羽!?」
突然低い声で話し掛けられ、思わず声が裏返ってしまう。
千羽は鬼のような顔で言った。
「……ラブコメしてんなよ!!!!」
「ら、ら、ら、らぶこめ……なんてっ……!!」
自分でも顔が赤くなっているのが分かる。なんつーこと言うんだ、千羽ぁ!
「許さん」
「へ?」
千羽の言葉に、思わず変な声を出す。
「ラブコメなんて許さーん!!!!女に惚れるなんて!!言・語・道・断!」
立ち上がり拳を作って力強く千羽が言う。
「な、何言ってるんだよ!?ι」
「お、俺達……裸の付き合いだってあるのに!!!!!!!!」
大声でとんでもないことを言いやがる。
「って、誤解されるようなこと言うな――――――――!!!!!!それ、いつの時代の一緒に風呂入った話だよ!!??」
…………はっ。
何か……周りの視線が痛い……
ゆっくり振り返ると、運動部でグラウンドにいた生徒や、帰ろうとしている子達まで……皆こっちを見て何かひそひそ話していた。
「ち、違…………!!!!うわああああああああああああああああああああああああんっっっっ!!!!!!!!!!!!」
僕は泣きながらその場を走り去った……
ただ、ただ僕は……普通の高校生活を送りたかっただけなのに……っ!(号泣)