僕の生存日記   第4話:それは誤解だ日替わり部

 『川野辺 葉乃』は考え中。ヤクザな『神成 躍人』先輩のいつもながらの無理難題に、頭を抱えているわけで。
 今回は部活の中身を考えろってんで、『千羽 緋路』とか『黒井 姫』さんとか『今池 輝也』君とかも意見を出すんだけど、まとまりなんてない。皆ムチャクチャでどうしようもない。

「ん――――――む……」
 話がまとまらず、考え込む僕。
 ふぅ。と溜め息を吐き、顔を上げると――……千羽と今池君は何か僕の話で盛り上がってるし(涙)、黒井さんはぼーっていうかぽえーっとしてるし、ヤクザは皆を睨んでいるだけで……絶対あいつ何も考えてないんだぜ!?
 何だか、自分だけがマジメに考えているのが、随分バカらしくなってきた。

「……何か、決まらないみたいなんで、僕帰ります」
 そして、思わず言ってしまった。何かむっとしてしまったんだ。
 すると……

「おい……帰れると思ってるのか…………?」

 ぎゃ――――――――――――!!!!

 その迫力だけで殺されそうなヤクザの言葉!
 周りからは黒いオーラが噴出してるし、物凄い勢いでガンを飛ばしてくる!!
 ま、マジこえぇ!!!!(泣)

「お前らは随分たるんでるようだな………………」

 ゴゴゴゴゴゴゴゴ……

 皆も何かヤバイ!と感じたのか、全員ヤクザに注目し……そして固まっていた。
 ヤクザはどこからか取り出した竹刀の先を、派手な音を立てて床に叩き付けると、大声を張り上げた!!

「罰として、てめぇら全員今から校庭10周だああぁぁぁぁぁぁ!!!!!!」

「何でじゃ――――――――――!!!!????」



 スパルタに目覚めたヤクザだった。