グローリ・ワーカ 第6章:未来の記憶
(…それにしても。このままじゃ、世界が滅んでしまう……。…歴史は繰り返される。私は、未来を…!もしも、また、あれが現実に……!!)
あれ――どうくつの狭い通路などに……
「をい!!!!MOTHE○2のゴキブリかよ!!ていうか、版権モノはやめろって言ってんだろー!!」
てへ☆だって、やっぱりグローリってギャグのはずだし~
「だからってナレーションのはずなのに版権モノでボケるのはやめぃ!」
その割にはこっちに対して話し掛けてくるくせに……
と、そんなことをやっているうちに、
カチャ…
部屋の扉が開いた。その向こうにはアリスが立っている。
「ホワさん、遅い!皆待ってるよ!」
そう言いながら部屋へと入ってきた。
アリスはマニュアのことを『ホワさん』と呼んでいるようだ。
マニュアは慌てて、
「あ、あぁ、昼ご飯ね……ちょっと待って。今行く」
アリスと一緒に部屋を出ようかとした、その時。
ドクン……
マニュアの中の、何か、が目を覚まそうとしていた。
思わず、その場にしゃがみ込む。
「ホワ…さん……?」
様子がおかしいことに気付いたアリスは、マニュアの顔をゆっくりと覗き込もうとした。
「ア…リス……逃げ…て……っ!!」
マニュアは搾り出すように声を漏らした、次の瞬間!
ガシッ!!!!
「ぁ…っ!?」
マニュアが思いきりアリスの首を鷲掴みにした。
アリスは驚いて目を白黒させる。
「ホ、ホ…ワ…さん……っ!?」
「人間は邪魔だ。魔族の世界にする為には、人間は不要だ…!」
そう言いながら、ギリギリとアリスの首を締め上げていくマニュア。
そして、続けた。
「お前もこれで終わりだ……。ペイン アゴニー……」
(やめろっ!!!!)
「!?何だっ!?」
マニュアの中の誰かがそれを止めた。……いや、そもそもこいつ自身が本当に『マニュア』なのかも分からない。
(お願い!人を殺すのはやめてっ!)
「うるさいっ!マニュア!!」
心の中から訴えかける声に、マニュアは怒鳴った。
いや、訴えているのが『マニュア』なのであろう。
では、こいつは一体誰なのか――?
(お願い!罪もない人に…っ!やめて!)
マニュアは尚も訴えかける。
「お前は……っ!」
(やめろ――――――――――――っっ!!!!)
「うわああぁぁぁぁぁぁっ!!!!」
叫び声を上げ、アリスの首からマニュアの手が離れた。
アリスはその場に崩れ、咳き込む。
「がはっ…!げほ、ごほ…っ!」
「…………!!マニュア…!ミリア…!!」
「ホ、ホワさん……?」
アリスは辛そうな表情のまま、マニュアの方を向いた。
暫くの間、沈黙が続いた。そして……
「アリス…さっきは、ごめん……」
一言、そう言った。
「…ホワさん……」
アリスは名前を呼ぶ以上、何も言えず。ただマニュアを見つめていた。
マニュアは立ち尽くし、自分の拳を見つめた。
(……時が、近付いている…!魔王が本格的に攻めてくる前に、どうにかしなくては……!)
「…早くしなきゃ!」
突然力強い眼差しで振り返り、部屋を飛び出そうとする。
アリスは思わず声を上げた。
「ホワさんっ!どこ行くのっ!?」
マニュアは即答する。
「魔王を倒しに!!!!」
「ホワさん、お昼ご飯はっ!?」
ピタッ!
アリスの言葉に、マニュアの動きが止まった。
そして、次の瞬間には……!
「め――し――――――――――っっ!!!!」
と叫びながら食堂へと向かったとさ。
(…それにしても。このままじゃ、世界が滅んでしまう……。…歴史は繰り返される。私は、未来を…!もしも、また、あれが現実に……!!)
あれ――どうくつの狭い通路などに……
「をい!!!!MOTHE○2のゴキブリかよ!!ていうか、版権モノはやめろって言ってんだろー!!」
てへ☆だって、やっぱりグローリってギャグのはずだし~
「だからってナレーションのはずなのに版権モノでボケるのはやめぃ!」
その割にはこっちに対して話し掛けてくるくせに……
と、そんなことをやっているうちに、
カチャ…
部屋の扉が開いた。その向こうにはアリスが立っている。
「ホワさん、遅い!皆待ってるよ!」
そう言いながら部屋へと入ってきた。
アリスはマニュアのことを『ホワさん』と呼んでいるようだ。
マニュアは慌てて、
「あ、あぁ、昼ご飯ね……ちょっと待って。今行く」
アリスと一緒に部屋を出ようかとした、その時。
ドクン……
マニュアの中の、何か、が目を覚まそうとしていた。
思わず、その場にしゃがみ込む。
「ホワ…さん……?」
様子がおかしいことに気付いたアリスは、マニュアの顔をゆっくりと覗き込もうとした。
「ア…リス……逃げ…て……っ!!」
マニュアは搾り出すように声を漏らした、次の瞬間!
ガシッ!!!!
「ぁ…っ!?」
マニュアが思いきりアリスの首を鷲掴みにした。
アリスは驚いて目を白黒させる。
「ホ、ホ…ワ…さん……っ!?」
「人間は邪魔だ。魔族の世界にする為には、人間は不要だ…!」
そう言いながら、ギリギリとアリスの首を締め上げていくマニュア。
そして、続けた。
「お前もこれで終わりだ……。ペイン アゴニー……」
(やめろっ!!!!)
「!?何だっ!?」
マニュアの中の誰かがそれを止めた。……いや、そもそもこいつ自身が本当に『マニュア』なのかも分からない。
(お願い!人を殺すのはやめてっ!)
「うるさいっ!マニュア!!」
心の中から訴えかける声に、マニュアは怒鳴った。
いや、訴えているのが『マニュア』なのであろう。
では、こいつは一体誰なのか――?
(お願い!罪もない人に…っ!やめて!)
マニュアは尚も訴えかける。
「お前は……っ!」
(やめろ――――――――――――っっ!!!!)
「うわああぁぁぁぁぁぁっ!!!!」
叫び声を上げ、アリスの首からマニュアの手が離れた。
アリスはその場に崩れ、咳き込む。
「がはっ…!げほ、ごほ…っ!」
「…………!!マニュア…!ミリア…!!」
「ホ、ホワさん……?」
アリスは辛そうな表情のまま、マニュアの方を向いた。
暫くの間、沈黙が続いた。そして……
「アリス…さっきは、ごめん……」
一言、そう言った。
「…ホワさん……」
アリスは名前を呼ぶ以上、何も言えず。ただマニュアを見つめていた。
マニュアは立ち尽くし、自分の拳を見つめた。
(……時が、近付いている…!魔王が本格的に攻めてくる前に、どうにかしなくては……!)
「…早くしなきゃ!」
突然力強い眼差しで振り返り、部屋を飛び出そうとする。
アリスは思わず声を上げた。
「ホワさんっ!どこ行くのっ!?」
マニュアは即答する。
「魔王を倒しに!!!!」
「ホワさん、お昼ご飯はっ!?」
ピタッ!
アリスの言葉に、マニュアの動きが止まった。
そして、次の瞬間には……!
「め――し――――――――――っっ!!!!」
と叫びながら食堂へと向かったとさ。