グローリ・ワーカ 第6章:未来の記憶
その頃、宿で待っている6人と1匹は――
「あと1枚~!」
「うわ、ずるい!!」
「ぐぁ、ジョーカー!!!!」
「よっしゃ、あがり~♪」
……トランプでまったり遊んでいた。
先に上がったヤンが笑いながらふと窓に目をやる。
窓の外には慌てて走っていく人々と、何か騒ぐ声が耳に届いた。
「おい。何か人が騒いでるぞ!…と思ったら、今度は皆いなくなった!」
「え?」
他の皆もヤンの横から窓を覗いた。
「あ、本当だ」
「ひぇっ!お助けっ!」
その時、宿屋に誰か人が飛び込んできた。
「あの…どうかしたんですか?」
アリスが訊いてみる。
その人は慌てた様子で、
「あ、あぁっ!魔物が現れたらしいんだ!」
「魔物っ!?」
皆が驚いた。そして、ある1つの考えが浮かんだ。
「ま、まさか、マニュアちゃん…!」
「か、考えられるな…!」
「ひ、1人で…」
「逃げ回ってんじゃねーのか!?」
ビンゴ!!
皆の思いは一致した。
「とろいからやばいぞ!」
「助けに行くの?」
「行くっきゃないでしょ!」
「じゃ、行くか」
「え?あの、ちょっと…!」
バタン!
人が止めるのも聞かず、6人と1匹はすぐさま宿を飛び出していった。
その頃、宿で待っている6人と1匹は――
「あと1枚~!」
「うわ、ずるい!!」
「ぐぁ、ジョーカー!!!!」
「よっしゃ、あがり~♪」
……トランプでまったり遊んでいた。
先に上がったヤンが笑いながらふと窓に目をやる。
窓の外には慌てて走っていく人々と、何か騒ぐ声が耳に届いた。
「おい。何か人が騒いでるぞ!…と思ったら、今度は皆いなくなった!」
「え?」
他の皆もヤンの横から窓を覗いた。
「あ、本当だ」
「ひぇっ!お助けっ!」
その時、宿屋に誰か人が飛び込んできた。
「あの…どうかしたんですか?」
アリスが訊いてみる。
その人は慌てた様子で、
「あ、あぁっ!魔物が現れたらしいんだ!」
「魔物っ!?」
皆が驚いた。そして、ある1つの考えが浮かんだ。
「ま、まさか、マニュアちゃん…!」
「か、考えられるな…!」
「ひ、1人で…」
「逃げ回ってんじゃねーのか!?」
ビンゴ!!
皆の思いは一致した。
「とろいからやばいぞ!」
「助けに行くの?」
「行くっきゃないでしょ!」
「じゃ、行くか」
「え?あの、ちょっと…!」
バタン!
人が止めるのも聞かず、6人と1匹はすぐさま宿を飛び出していった。